川端康成&太宰治
(2008-05-31)
そういえば今日と明日はSAKAE SP-RINGが行われているわけですが。
あれだけ行きたい行きたいと騒いでおりましたが、現実的に考えてやっぱり行くのは無理でした・・・。あう。
近くて遠い名古屋・・・
行きたかったなぁ。Peridots観たかったなぁ・・・(未練たらたら)
出演は明日ですよね・・・。あう。
気持ちを切り替えて、最近読んだ本の感想。
・「伊豆の踊り子」 川端康成
図書館で借りてきた本を全て読み終えてしまったので、何か小説ないかなーと家の中を探しているときに見つけた。
こういう、日本史や国語の教科書に出てくるような人の本って、ほとんど読んだ事ないんですよね、私。それこそ、国語の教科書に載っているのを読むくらい。(ちなみに、国語の教科書に載っている小説は、新しい教科書が届いたその日に全て読んでしまっていました)
ちょうど良い機会なので、見つけた伊豆の踊り子を読んでみることに。
私の読んだのは新潮文庫の伊豆の踊り子。伊豆の踊り子のほかに、「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」が収録されています。
「伊豆の踊り子」は、想像していたよりも爽やかというか、清々しいというか。ラストシーンがなかなか良いですね。
一番私の心に引っかかったのは、「禽獣」かなぁ。厭世的で、少々じめっとした雰囲気を持った作品ですが・・・何故か分からないけど、心に引っかかりました。
・「人間失格」 太宰治
これも家で見つけた小説。
そういえば最近、漫画家の小畑健さんがカバーイラストを描いている「人間失格」売ってませんでしたっけ。
うちにあったのは、そんな麗々しいカバーのやつではないですが(笑)
読む前から予想はしていましたが、相当に厭世的な作品ですね・・・。暗い・・・。
私小説的というか、主人公には太宰治自身のことが結構反映されてるんでしょうかね。
生い立ちとか、太宰そのものだし。
私には表現力があまり無いので感想は上手く書けないですが、後世まで残る作品には、残るだけの理由はあるわけで・・・。読んでおいて損はない作品でした。
・「六番目の小夜子」 恩田陸
「文豪」の作品から、現代の作家の作品に戻りますよー。
これ、恩田陸のデビュー作でしたよね、確か。
そういえば今まで読んでなかったという事を思い出し、読んでみました。
ホラーともいえるし、ミステリーとも言えるような作品ですね。
とある高校で行われている「サヨコ」という、一種のゲームみたいなものを巡るストーリーです。
なかなか面白い。謎をあとに残すようなラストに、微妙にモヤモヤしたものを感じましたが、そのモヤモヤも含めて面白かったです。
・「花まんま」 朱川湊人
大阪を舞台とした短編集。そこで描かれているのは、少し昔の大阪の姿がほとんど。昭和の雰囲気です。
ホラー的な作品ばかりですが、あまり怖くはない。どちらかといえば、優しかったり切なかったりする話のほうが多いです。ちょっと不思議で奇妙な物語。
収録作の中では、少々コメディ的な要素のある「摩訶不思議」が好きです。これ、映像化したら面白いんじゃ(笑)
あとは表題作の「花まんま」、「トカビの夜」が好きかなぁ。
あれだけ行きたい行きたいと騒いでおりましたが、現実的に考えてやっぱり行くのは無理でした・・・。あう。
近くて遠い名古屋・・・
行きたかったなぁ。Peridots観たかったなぁ・・・(未練たらたら)
出演は明日ですよね・・・。あう。
気持ちを切り替えて、最近読んだ本の感想。
・「伊豆の踊り子」 川端康成
図書館で借りてきた本を全て読み終えてしまったので、何か小説ないかなーと家の中を探しているときに見つけた。
こういう、日本史や国語の教科書に出てくるような人の本って、ほとんど読んだ事ないんですよね、私。それこそ、国語の教科書に載っているのを読むくらい。(ちなみに、国語の教科書に載っている小説は、新しい教科書が届いたその日に全て読んでしまっていました)
ちょうど良い機会なので、見つけた伊豆の踊り子を読んでみることに。
私の読んだのは新潮文庫の伊豆の踊り子。伊豆の踊り子のほかに、「温泉宿」「抒情歌」「禽獣」が収録されています。
「伊豆の踊り子」は、想像していたよりも爽やかというか、清々しいというか。ラストシーンがなかなか良いですね。
一番私の心に引っかかったのは、「禽獣」かなぁ。厭世的で、少々じめっとした雰囲気を持った作品ですが・・・何故か分からないけど、心に引っかかりました。
・「人間失格」 太宰治
これも家で見つけた小説。
そういえば最近、漫画家の小畑健さんがカバーイラストを描いている「人間失格」売ってませんでしたっけ。
うちにあったのは、そんな麗々しいカバーのやつではないですが(笑)
読む前から予想はしていましたが、相当に厭世的な作品ですね・・・。暗い・・・。
私小説的というか、主人公には太宰治自身のことが結構反映されてるんでしょうかね。
生い立ちとか、太宰そのものだし。
私には表現力があまり無いので感想は上手く書けないですが、後世まで残る作品には、残るだけの理由はあるわけで・・・。読んでおいて損はない作品でした。
・「六番目の小夜子」 恩田陸
「文豪」の作品から、現代の作家の作品に戻りますよー。
これ、恩田陸のデビュー作でしたよね、確か。
そういえば今まで読んでなかったという事を思い出し、読んでみました。
ホラーともいえるし、ミステリーとも言えるような作品ですね。
とある高校で行われている「サヨコ」という、一種のゲームみたいなものを巡るストーリーです。
なかなか面白い。謎をあとに残すようなラストに、微妙にモヤモヤしたものを感じましたが、そのモヤモヤも含めて面白かったです。
・「花まんま」 朱川湊人
大阪を舞台とした短編集。そこで描かれているのは、少し昔の大阪の姿がほとんど。昭和の雰囲気です。
ホラー的な作品ばかりですが、あまり怖くはない。どちらかといえば、優しかったり切なかったりする話のほうが多いです。ちょっと不思議で奇妙な物語。
収録作の中では、少々コメディ的な要素のある「摩訶不思議」が好きです。これ、映像化したら面白いんじゃ(笑)
あとは表題作の「花まんま」、「トカビの夜」が好きかなぁ。